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矯正中でも吹奏楽はできる?楽器別の注意点と対策ガイド|インビザライン対応

2025/08/05

カテゴリー:

矯正中でも音楽を諦めないで 

マウスピース矯正(インビザラインなど)を始めたいけど、「吹奏楽をしているから無理かも」と不安に思っていませんか?
実は、楽器によっては少し工夫すれば矯正治療と両立することが可能です。
今回は、矯正中に演奏が難しくなる楽器や、注意点・対策を詳しくご紹介します。

この記事の内容

演奏に影響が出やすい楽器とは?

マウスピース矯正では、取り外し可能な透明な装置(アライナー)を1日20時間以上装着することが基本です。
ただし、口元に大きな圧力がかかる楽器や、くわえ込むタイプの楽器は注意が必要です。 

特に注意が必要な「金管楽器」

  • トランペット
  • ホルン
  • トロンボーン
  • チューバ など

これらの楽器は、演奏時に唇を振動させ、強くマウスピースに押し当てて音を出すため、
マウスピース矯正の装置が邪魔になる・音が出にくくなるという影響があります。
特に高音域を演奏する際に違和感が大きくなりやすいです。

マウスピースを装着したまま金管楽器を演奏しようとすると

  1. 唇をしっかり振動させられない
     → 金管楽器は「アンブシュア(唇の形と力のかけ方)」が超重要。
     マウスピース矯正装置があると、唇の動きが制限されます。
  2. マウスピースが歯列装置にガツガツ当たって痛い
     → 金属ではないけれど、アライナーに接触すると響きやすく、演奏中の不快感が出ます。
  3. 高音が出にくい/音程が不安定
     → 唇の微調整が効かず、コントロールが難しくなる。
  4. 集中力が削がれて本番に影響する可能性
     → 「装置が気になる…」という心理的ストレスも侮れません。

♦︎木管楽器や他の楽器の場合

金管に比べれば影響は少ないですが、木管楽器(クラリネット、サックス、フルートなど)でも注意点はあります。

  • リードをくわえる位置にアライナーが当たる
  • 唇や舌の動きに違和感が出る
  • 音のコントロールに影響が出る場合がある

演奏中にはどうしたらいい?

結論金管楽器を吹く人は、演奏中はアライナーを外すのがベスト。

装置をつけたまま演奏しようとすると、特に初心者の方や、繊細な演奏を求められるパートの方は、最初のうちは違和感を感じることがあるかもしれません。

インビザラインなどのマウスピース矯正では、食事や歯磨きのときと同じように、演奏中も外すことが可能です。
特に本番前や長時間の練習時は、無理に装着したまま演奏するよりも、外して集中するほうがよいでしょう。

ただし、以下の点には注意しましょう:

  • 1日の装着時間が「20~22時間」になるように調整する
  • 外したマウスピースは専用ケースに入れて、なくさないようにする
  • 練習後はすぐに口をゆすいでから装着する(清潔に保つため)

演奏の頻度や時間によっては、装着スケジュールの工夫が必要になりますので、事前に歯科医師と相談しましょう。

マウスピース矯正をしている有名な音楽家も!

実は、マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外しが可能な点から、
多くの芸能人・音楽家・接客業の方にも選ばれている治療法です。

演奏と両立したい方にとっては、「必要なときに外せる」という柔軟さが大きな魅力です。

歯科医院で楽器演奏している患者さんにできるサポート

アネックスデンタルクリニック・矯正歯科では、演奏者のライフスタイルに合わせたマウスピース矯正の提案を行っています。 

  • 演奏習慣・使用楽器のヒアリング
  • 可能な限り支障のない治療計画
  • ケースに応じた装着スケジュールの調整
  • 外出先や本番に備えた予備アライナーのご相談も可

歯並びを整えることは、口元の機能改善や見た目の向上につながるだけでなく、
演奏時の息漏れや発音の精度にも影響する可能性があります。

他院に通っている方でもできる、楽器と矯正を両立するためのポイント

現在すでに他院でマウスピース矯正を受けている方でも、少しの工夫で演奏への影響を減らすことができます。

✔演奏前にアライナーを外す

演奏が長時間にわたる場合は、事前に外してケースに保管しましょう。
その際は、1日の装着時間が20時間を下回らないように注意してください。

✔装着時間の記録をつける

練習・本番のある日は、アプリやメモで外していた時間を管理しておくと安心です。
矯正の進行に影響を与えないよう、残りの時間はしっかり装着しましょう。

✔担当医に相談する

自分が使用している楽器や演奏頻度について、一度歯科医に伝えてみましょう。
「装着スケジュールの工夫」や「必要に応じた予備アライナーの相談」など、治療計画の中で調整してもらえる場合もあります。

✔外した後はすぐ再装着+清潔に

演奏後、すぐにアライナーを戻せるように清潔なケースとマウスウォッシュ等を常備しておくと安心です。

まとめ

マウスピース矯正中でも、楽器演奏は可能です。
特に金管楽器では注意が必要ですが、アライナーを取り外すことで対応できます。

「矯正中でも演奏を諦めたくない」
そんな方こそ、ぜひ一度当院へご相談ください。
あなたの笑顔と音楽、どちらも支えられる治療を一緒に考えます。

📌ご相談・無料カウンセリング受付中

ご予約はWeb・お電話で承っております。
 

患者様一人ひとりのライフスタイルに寄り添った矯正治療を心がけています。
「音楽も矯正も、どちらも大切にしたい」そんな方はぜひお気軽にご相談ください。


この記事はアネックスデンタルクリニック院長・岡本が監修しています

アネックスデンタルクリニック・矯正歯科の院長岡本の写真