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お口と肩こりは関係ある?実は歯が原因かもしれません

2026/08/08

カテゴリー:

首や肩の痛みと歯・噛み合わせの関係をイメージした女性のイラスト

「肩こりがひどくてマッサージに通っている」
「湿布を貼っても、なかなか良くならない」
「デスクワークだから仕方ないと思っている」

このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

肩こりの原因というと、長時間のスマートフォンやパソコンの使用、運動不足、姿勢の悪さなどを思い浮かべる方が多いと思います。

もちろん、これらは肩こりの大きな原因です。

しかし、実はお口の状態が肩こりに影響していることもあります。

「肩が凝っているのに歯医者?」
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

実際に、噛み合わせや食いしばりなど、お口のトラブルが肩や首の筋肉に負担をかけているケースもあります。

そこで今回は、お口と肩こりの意外な関係や歯科医院でできる対策について分かりやすくご紹介します。

この記事の内容

  • 肩こりは歯科と関係があるの?
  • なぜお口の問題で肩こりが起こるの?
  • 肩こりにつながるお口のトラブル
  • こんな肩こりは一度歯科医院へ相談を
  • 歯科医院でできる肩こり対策
  • 日常生活で気をつけたいポイント
  • まとめ
  • 肩こりは歯科と関係があるの?

    肩こりは、筋肉が緊張して血流が悪くなることで起こります。

    では、お口とはどのようにつながっているのでしょうか。

    実は、噛むための筋肉は肩の筋肉ともつながっています。

    私たちは食事をするときだけでなく、話すときや飲み込むときなど、毎日お口をたくさん使っています。そのため、お口のバランスが崩れると、周囲の筋肉にも負担がかかります。さらに、その影響で首や肩の筋肉が緊張しやすくなることがあります。

    また、私たちの頭の重さは約4〜6kgあります。その重い頭を支えているのが、首や肩の筋肉です。

    もし、噛み合わせのバランスが悪くなると、頭の位置がわずかにずれることがあります。すると、その小さなずれを補おうとして、首や肩の筋肉が常に働き続けます。

    その結果、筋肉への負担が増え、慢性的な肩こりにつながることがあります。

    もちろん、肩こりの原因は一つではありません。姿勢の悪さや運動不足、長時間のデスクワークなどが影響している場合もあります。

    しかし、「いろいろ試しても改善しない肩こり」の場合は、お口の問題が関係していることもあります。そのため、なかなか改善しない肩こりにお悩みの方は、一度お口の状態を確認してみることをおすすめします。

    なぜお口の問題で肩こりが起こるの?

    噛み合わせのバランスが悪い

    片側だけで食べ物を噛む男性のイラスト

    上下の歯が均等に噛み合っていないと、片側ばかりに力がかかってしまいます。

    そのため、食事のたびに左右どちらかの筋肉ばかり使うことになります。すると、一部の筋肉に負担が集中し、疲労が少しずつ蓄積していきます。

    さらに、顎の筋肉だけでなく、首や肩の筋肉にも負担が広がります。

    その結果、筋肉が緊張しやすくなり、肩こりにつながることがあります。

    また、噛み合わせの乱れは無意識のうちに体のバランスにも影響を与えることがあります。そのため、肩こりがなかなか改善しない原因の一つになっている場合もあります。

    食いしばり・歯ぎしり

    また、近年増えているのが食いしばり歯ぎしりです。

    日中に仕事や家事へ集中しているときや、夜眠っている間に、無意識のうちに歯を強く噛みしめている方は少なくありません。

    実は、歯を食いしばる力は、体重以上になることもあります。

    そのため、これほど強い力が毎日のように加わると、顎の筋肉は常に緊張した状態になります。

    さらに、その緊張は首や肩の筋肉にも伝わります。その結果、肩こりだけでなく、頭痛や顎の疲れ、顎の痛みなどを引き起こすことがあります。

    特に、朝起きたときに顎がだるい、歯がしみる、肩が凝っているという方は、睡眠中の食いしばりや歯ぎしりが関係している可能性があります。

    片側だけで噛むクセ

    「右側ばかりで噛んでいる」
    「左側の歯が痛かったので反対側だけ使っている」

    このような習慣がある方も、多いのではないでしょうか。

    しかし、片側だけで噛み続けると、左右の筋肉のバランスが少しずつ崩れてしまいます

    そのため、噛む筋肉に偏って負担がかかるようになります。さらに、その影響は顔だけでなく、首や肩の筋肉にも及びます。

    また、片側だけで噛むクセが長く続くと、噛み合わせのバランスがさらに崩れる原因になることもあります。

    そのため、意識して左右均等に噛むことが大切です。

    歯を失ったまま放置している

    また、歯を失ったまま放置していることも、肩こりにつながる原因の一つです。

    歯が抜けたままになっていると、自然と噛みやすい場所ばかりを使うようになります。

    そのため、噛み合わせ全体のバランスが少しずつ崩れてしまいます。

    さらに、噛む筋肉の使い方にも偏りが生じ、首や肩の筋肉に負担がかかることがあります。

    「奥歯1本くらい大丈夫」と思われる方もいらっしゃいます。しかし、たった1本の歯を失っただけでも、お口全体のバランスに大きな影響を与えることがあります。

    そのため、歯を失ったままにせず、ブリッジや入れ歯、インプラントなど、ご自身に合った方法で早めに補うことが大切です。

    肩こりにつながるお口のトラブル

    では、どのようなお口の症状があると、肩こりと関係している可能性があるのでしょうか。

    * 朝起きると顎が疲れている
    * 歯がすり減っている
    * 頬の内側によく歯型がつく
    * 舌の横にギザギザの跡がある
    * 詰め物や被せ物がよく外れる
    * 歯にひびが入ったことがある
    * 口を大きく開けると音がする
    * 顎がだるい
    * 口が開きにくい
    * 左右どちらかだけで噛むクセがある

    このような症状は、食いしばりや歯ぎしり、噛み合わせの乱れなどのサインであることがあります。

    また、症状が軽いうちは気づきにくいことも少なくありません。しかし、そのまま放置すると、顎だけでなく首や肩にも負担がかかり、肩こりや頭痛などにつながることがあります。

    気になる症状がある方は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。

    こんな肩こりは一度歯科医院へ相談を

    歯科医師と助手のイラスト

    もし、次のような症状が続いている場合は、お口の状態も一度確認してみることをおすすめします。

    * 肩こりが慢性化している
    * 整体やマッサージを受けても、すぐ元に戻ってしまう
    * 朝起きたときに肩や首が重い
    * 頭痛も一緒に起こることがある
    * 顎が疲れやすい
    * 歯が欠けたり、割れたりしたことがある

    これらの症状がある場合、食いしばりや歯ぎしり、噛み合わせの乱れなどが関係している可能性があります。

    もちろん、肩こりの原因はお口の問題だけではありません。整形外科や内科での診察が必要な病気が隠れている場合もあります。

    しかし、肩こりに加えてお口にも気になる症状がある場合は、歯科医院で噛み合わせや顎の状態を確認してみることも一つの方法です。

    原因が分からない肩こりに悩んでいる方は、お口の状態にも目を向けてみましょう。

    歯科医院でできる肩こり対策

    噛み合わせのチェック

    まずは、現在のお口の状態を詳しく確認します。

    噛み合わせのバランスや歯のすり減り方、噛むクセなどを確認することで、どこに負担がかかっているのか把握できます。

    ナイトガード(マウスピース)

    マウスピースのイラスト

    睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが強い方には、就寝時専用のナイトガード(マウスピース)をおすすめすることがあります。

    歯や顎への負担を軽減し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。

    詰め物・被せ物の調整

    高さが合っていない詰め物や被せ物がある場合は、噛み合わせを調整することで改善につながることがあります。

    歯を失った部分の治療

    歯がない部分をそのままにせず、入れ歯やブリッジ、インプラントなど適切な方法で噛める状態を回復することも、お口全体のバランスを整えるために大切です。

    日常生活で気をつけたいポイント

    歯科での治療とあわせて、毎日の生活習慣も見直すことも大切です。

    上下の歯は普段くっついていません。

    実は、リラックスしているときは、上下の歯は2〜3mmほど離れているのが正常な状態です。

    しかし、気が付くと歯が触れているという方は、無意識のうちに食いしばっている可能性があります。

    そのため、日中は「上下の歯を離そう」と意識するだけでも、顎や首、肩への筋肉への負担を減らすことにつながります。

    姿勢を意識する

    猫背で前かがみの姿勢をしている女性のイラスト

    また、日頃から姿勢を意識することも大切です。

    猫背や前かがみの姿勢が続くと、首や肩だけでなく、顎にも負担がかかります。

    特に、スマートフォンやパソコンを長時間使用すると、頭が前に出やすくなり、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。

    そのため、スマートフォンを見るときは画面を少し高くするなど、小さな工夫も効果的です。

    さらに、こまめに休憩をとって軽く首や肩を動かすことも、筋肉の負担を軽減するために効果的です。

    ストレスをためすぎない

    また、ストレスをためすぎないことも大切です。

    実は、ストレスは食いしばりや歯ぎしりの大きな原因の一つと考えられています。

    そのため、ストレスが続くと、無意識のうちに歯を強く噛みしめる時間が増えてしまうことがあります。

    日頃から、適度な運動や十分な睡眠を心がけましょう。また、趣味や好きなことを楽しむ時間をつくり、心と体をリラックスさせることも大切です。

    このような習慣を続けることで、食いしばりの予防につながり、顎や首、肩への負担を軽減できる可能性があります。

    左右バランスよく噛む

    また、片側ばかりで噛むクセがある方は、左右均等に噛むことを意識してみましょう。

    片側だけで噛み続けると、使う筋肉に偏りが出てしまい、顎や首、肩の筋肉に負担がかかることがあります。

    そのため、食事の際は左右の歯をバランスよく使うことが大切です。

    最初は、意識して噛むことが難しく感じるかもしれません。しかし、少しずつ習慣にすることで、筋肉のバランスを整えることにつながります。

    毎日の小さな意識が、お口だけでなく全身の負担軽減にも役立ちます。

    まとめ

    肩こりというと、お口とは関係がないように感じる方も多いかもしれません。

    しかし、実は噛み合わせや食いしばり、歯ぎしりなどが原因となり、首や肩の筋肉に負担をかけているケースも少なくありません。

    もちろん、すべての肩こりがお口の問題だけで改善するわけではありません。

    それでも、

    * 長年肩こりが続いている
    * 食いしばりを指摘されたことがある
    * 顎の疲れや頭痛も気になる

    このような方は、一度お口の状態を確認してみることをおすすめします。

    歯科医院では、虫歯や歯周病だけでなく、お口全体のバランスや噛み合わせについても確認できます。

    「肩こりと歯が関係しているなんて思わなかった」

    そんな患者さまも少なくありません。

    そのため、原因が分からない肩こりや、お口に気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

    お口の健康を整えることが、毎日をより快適に過ごすための第一歩になるかもしれません。

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    この記事は、西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科 院長岡本大典が監修しています。

    西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科院長岡本大典の写真