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歯の本数で決まる食事の楽しみと健康度〜「噛める人生」が将来の自分をつくる〜

2026/02/27

カテゴリー:

食事をしている女性のイラスト

「最近、硬いものを避けるようになった」
「食事に時間がかかるようになった」
「好きだった食べ物が食べにくい」

このような変化を感じていませんか?
そして、それを「年齢のせい」と思っていないでしょうか。

しかし、実は違います。
その背景には、歯の本数の減少噛む力の低下が大きく関係していることが多いのです。

そもそも歯は、単に食べ物を噛むための道具ではありません。
実は、食事の楽しみを支える大切な存在です。

さらに、歯の状態は全身の健康にも影響します。
そして、将来の生活の質(QOL)にも深く関わっています。

つまり、歯は人生の満足度を左右するとても重要な役割を担っているのです。

そこで今回は、「歯の本数」と「食事・健康・人生の楽しみ」の関係について、わかりやすくお話ししていきます。

この記事の内容

  • 歯が少ないと、食べられるものが減ってしまう
  • 食事の偏りが健康を蝕む
  • しっかり噛めないと、要介護のリスクが高まる
  • 歯を守ることは、人生の楽しみを守ること
  • 「あの時、もっと大切にしていれば•••」と後悔する前に
  • 歯の本数は、未来の自分への贈り物
  • まとめ
  • 歯が少ないと、食べられるものが減ってしまう

    まず、歯の本数が減るとどうなるのでしょうか。
    最初に影響を受けるのは、実は「食事内容」です。

    噛む力が弱くなると、食べられるものが少しずつ変わっていきます。
    そして、その変化は無意識のうちに起こります。

    噛めなくなると避けがちな食べ物

    歯が少なくなる。あるいは、噛み合わせが悪くなる。

    すると、次のような食べ物を自然と避けるようになります。

    ・硬い肉類
    ・生野菜(キャベツ・レタス・ごぼう など)
    ・ナッツ類
    ・せんべい、フランスパン
    ・イカ・タコなど弾力のある食品

    煎餅のイラスト

    なぜなら、これらはしっかり噛む力が必要だからです。

    しかし一方で、これらの食品は栄養価が高いという特徴もあります。
    つまり、噛みにくいという理由だけで、大切な栄養源を遠ざけてしまう可能性があるのです。

    食事の偏りが健康を蝕む

    噛みにくいものを避ける。これは自然な行動です。

    しかし、その積み重ねが食生活の偏りを生んでしまいます。

    たとえば、

    ・麺類や柔らかいご飯が中心になる
    ・甘いものや加工食品が増える
    ・タンパク質や食物繊維が不足する

    このような変化が起こりやすくなります。

    一見、大きな問題はないように思えるかもしれません。しかし、実はここに落とし穴があります。

    その結果、

    ・筋力の低下
    ・便秘
    ・肥満や糖尿病
    ・免疫力の低下

    といった、全身への悪影響が現れることがあります。

    つまり、歯の問題はお口の中だけの問題ではありません。

    しっかり噛めないと、要介護のリスクが高まる

    「噛めないこと」と「介護」。一見、関係がなさそうに思えるかもしれません。

    しかし、実は深い関係があります。
    近年の研究では、歯の本数要介護リスクに明確な関連があることがわかっています。

    つまり、噛む力の低下は将来の生活にも影響するのです。

    噛むことは脳と体を守る行為

    そもそも「噛む」という動作には、多くの役割があります。

    ・脳への血流を促進する
    ・認知機能を維持する
    ・姿勢やバランス感覚を安定させる
    ・嚥下(飲み込む力)を保つ

    このように、噛むことは全身の働きを支えています

    しかし、噛む力が低下するとどうなるでしょうか。

    ・転倒しやすくなる
    ・食事中にむせやすくなる
    ・認知症のリスクが高まる

    といった問題が起こりやすくなります。

    そのため、「しっかり噛める状態」を保つことがとても重要なのです。

    「歯が少ない=老化が進む」ではありません

    ここで大切なのは、年齢そのものではありません。

    ポイントは、「きちんと噛める状態を保てているかどうか」です。

    たとえ同じ年齢でも、

    ・自分の歯が残っている人
    ・しっかり噛める義歯を使用している人

    このような方は、身体機能を維持しやすい傾向があります。

    一方で、

    ・歯を多く失っている
    ・ほとんど噛めない状態が続いている

    場合は、身体機能や生活の自立度に大きな差が生まれます。

    つまり、年齢よりも「噛めるかどうか」が、将来を左右する重要なポイントなのです。

    歯を守ることは、人生の楽しみを守ること

    「歯を失って一番つらいことは何ですか?」

    この質問に対して、患者さんからよく聞くのは、“痛み”ではありません。

    実は、「楽しみを失ったこと」だという声が多いのです。

    食事の楽しみが、少しずつ奪われていきます

    歯を失うと、食事の時間が変わります。そして、その変化は心にも影響します。

    たとえば、

    ・家族や友人との外食が億劫になる
    ・食事のスピードが合わず、気を使ってしまう
    ・「好きなものを何でも食べる」喜びが減る

    このようなことが起こります。

    食事は、単なる栄養補給ではありません。実は、人とのつながりを感じる大切な時間です。

    さらに、日常の小さな幸せを実感できる瞬間でもあります。

    だからこそ、噛めないことは生活の質に大きく影響するのです。

    笑う・話す・自信を持つことにも関わります

    また、歯の状態は見た目や機能にも影響します。

    具体的には、

    ・笑顔
    ・発音
    ・表情
    ・人前で話すときの自信

    これらに大きく関わっています。

    歯に不安があると、無意識に口元を隠してしまうこともあります。
    そして、人と話すこと自体が億劫になる場合もあります。

    つまり、歯を守ることは健康維持だけではありません。
    それは、人生そのものを前向きに楽しむための土台なのです。

    「あの時、もっと大切にしていれば•••」と後悔する前に

    歯を失った多くの方が、同じような言葉を口にされます。

    「もっと早く歯医者に行けばよかった」「痛くなる前にケアしていればよかった」

    しかし、後から気づくことがほとんどです。

    歯は、一度失うと完全に元には戻りません。たしかに、インプラントや義歯で補うことは可能です。

    けれども、やはり天然歯に勝るものはありません。だからこそ、“今”のケアがとても大切なのです。

    今日からできる、歯を守る行動

    女性が歯を磨いているイラスト

    では、何をすればよいのでしょうか。実は、特別なことばかりではありません。

    今日からできることが、たくさんあります。

    ・定期的な歯科検診・クリーニングを受ける
    ・正しい歯みがきを習慣にする
    ・早期治療を先延ばしにしない
    ・噛みにくさや違和感を放置しない

    これらを意識するだけでも、将来は大きく変わります。

    「まだ大丈夫」と思っている。実は、その“今”こそが一番の予防のタイミングです。

    小さな行動の積み重ねが、10年後、20年後のご自身を守ることにつながります。

    歯の本数は、未来の自分への贈り物

    元気に並ぶ歯のキャラクターのイラスト

    歯の本数は、単なる数字ではありません。実は、これからの人生に大きく関わっています。

    たとえば、

    ・食事の楽しみ
    ・健康寿命
    ・自立した生活
    ・人生の満足度

    これらすべてに影響しています。

    つまり、歯の本数は“”だけの問題ではありません。未来の自分への大切な贈り物なのです。

    歯を守ることは、将来の健康を守ることです。
    そして同時に、人生そのものを守ることでもあります。

    だからこそ、後悔する前に行動することが大切です。まずは今日から、歯を大切にする一歩を踏み出してみましょう。

    まとめ

    歯の本数は、見た目の問題だけではありません。実は、食事の楽しみ全身の健康に大きく関わっています。

    さらに、将来の生活の質にも深く影響します。

    歯が少なくなると、噛める食べ物が限られてしまいます。

    その結果、栄養バランスが崩れやすくなります。

    そして、体力免疫力の低下を招くこともあります。場合によっては、要介護状態のリスクが高まることもあります。

    一方で、しっかり噛むことには大切な役割があります。脳や体の機能を維持する働きがあるのです。

    そのため、自立した生活を続けるためにも「噛める状態」を保つことが欠かせません。

    また、歯を守ることは健康維持だけではありません。
    食べる楽しみ」や「人と笑顔で過ごす時間」を守ることにもつながります。

    しかし、歯は失ってからでは元に戻りません。だからこそ、早めの行動が大切です。

    定期的な歯科検診を受けること。痛みが出る前に治療をすること。
    そして、毎日の正しいセルフケアを続けること。

    これらの積み重ねが、将来の健康を守ります。

    今ある歯は、かけがえのない財産です。
    いつまでも自分の歯で食事を楽しめる人生を、ぜひ目指していきましょう。

    👉予防歯科について詳しい記事はこちら

    この記事は、西宮北口 アネックスデンタルクリニック院長・岡本が監修しています。

    西宮北口 アネックスデンタルクリニック・矯正歯科院長 岡本大典の写真