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インプラントを断られた方へ|自家骨移植(BBA)で骨を再生する高度骨造成治療【西宮・神戸・大阪】

2025/10/29

カテゴリー:

「インプラントを検討しているのに、骨が薄いと言われた」

「歯を抜いた部分の骨が痩せてしまった」

「骨を作る治療の必要があると言われ、たが人工骨を使うのが不安で踏み出せない」

「骨が少なすぎて骨を作ることができないと言われた」

近年、こうした悩みを抱える患者様が増えています。

当院では、そのような患者様に向けて自家骨移植(BBA:Biological Bone Augmentation)による高度骨造成治療を行っています。

自分の骨を移植することでインプラントの土台となる骨を再生させ、「難しい」と言われた症例にも対応します。

この記事では、自家骨移植の流れ、メリット・注意点、費用、安全対策について詳しく解説します。

📌 目次

1. 自家骨移植(BBA)とは?

2. 骨誘導再生法(GBR:Guided Bone Regeneration)と人工骨との違い

3. どんな方におすすめ?

4. 治療の流れ

5. 費用について

6. 術後の注意点

7. メリット・デメリット

8. 西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科の技術体制

9. まとめ

① 自家骨移植(BBA)とは?

インプラントを行う際、土台となる顎の骨が不足していると治療ができません。

また、骨が不足した状態でインプラント処置を行うと不自然な見た目になってしまったり、周りの歯と長さが異なるため、清掃が難しくなりインプラントが長持ちしなくなる可能性があります。

自家骨移植(BBA)は、患者様自身の骨を採取し、骨が不足した部分へ移植して骨量を増やす治療です。

特徴

・骨との親和性が高く、定着が良い

・大きな骨欠損や骨幅の不足にも対応することが可能

・長期安定性が高い

「骨が薄いからインプラントは難しい」と言われたケースでも、骨の厚みや骨の高さを再建し、インプラント治療を可能にします。

② 骨誘導再生法(GBR:Guided Bone Regeneration)や人工骨との違い

骨造成にはいくつか方法があります。

人工骨を用いて骨の少ない部分に骨を再建する方法としてGBR(骨誘導再生療法)と呼ばれる処置があげられます。

これは人工骨でスペースを作り、それをメンブレンと呼ばれる吸収性の膜で覆い、体が自分の骨を再生する力を利用して骨を増やす方法です。

骨欠損が少ない場合や中程度の時に適応する方法です。

BBA(自家骨移植術)と比較すると、侵襲が小さいというメリットがあります。
ただし、大きく骨造成する場合に適応できないことや、人工骨、吸収性の膜という材料を使用するため、感染のリスクが比較的高く、骨の安定性に劣るというデメリットもあります。

骨造成を行う必要がある場合、

✅人工骨だけでは足りない症例

✅骨をしっかり再生して長期安定を狙う症例

では自家骨移植術を選択し、人工骨でも十分な結果が得られると判断できる場合は侵襲の少ないGBRを選択します。

③ BBA(自家骨移植術)はどんな方におすすめ?

・骨が薄い/高さが足りないと言われた方

・人工骨では骨を十分作ることが難しいと言われた方

・人工骨(牛の骨を乾燥させたもの、化学的に作られたもの、他の人の骨から採取した成分を使用して作られたものなど)を使用することに抵抗のある方

・昔の抜歯部位の骨が痩せてしまっている方

・インプラントを確実に長く使いたい方

・早期に治療を終えたい方

・他院でインプラントを断られた方

👉インプラント治療を諦める前に、ぜひご相談ください。

④ BBAの治療の流れ(2~3時間が目安)

1. 事前に精密診断(CT撮影・噛み合わせ確認) 
 治療方法について患者様と相談、同意書でリスクの説明

2. 移植骨の採取(下顎の奥などから採取します)

3. 骨を必要部位に固定(同時にインプラント埋入する場合もあります)

4. 骨が定着する期間の経過観察(約4か月)

5. インプラント埋入へ移行 骨を固定するために用いたネジの撤去

※2.3は同日に行います 治療時間の目安:2~3時間

手術時間が長くなるため、当院では、静脈内鎮静法を併用することが可能です。

ウトウトしている間に治療が終わるので、治療のしんどさを軽減することができます。

👉当院での静脈内鎮静についての記事はこちら

⑤ BBA(自家骨移植)の費用について

症例に応じて変動しますが、全て自由診療で行なっております。

患者様の状態に応じた最適な治療計画と費用をご説明いたします。

静脈内鎮静は希望がある場合自家骨移植の処置と併用します。

骨造成を行なった後に行うインプラント治療には別途費用が必要となります。

👉当院のインプラント治療についての記事はこちら

⑥ BBA術後の注意点

・術後数日~1週間は腫れや痛み、内出血が出ます

・激しい運動・飲酒・喫煙は控える

・清掃指導に従い、感染を防ぐ

・骨が定着するまで無理な負荷をかけない

・治療部位を口腔外から押したり、あえて下に向けて寝たりしない

※静脈内鎮静を行った場合は当日の運転禁止

⑦ BBA(自家骨移植)のメリット・デメリット

メリット

・インプラント治療を行うために必要な骨の確保が可能になる

・骨の定着が良く長期的に安定

・大幅な骨造成ができる

・骨が薄い場合にも対応できる

・患者自身の体の部位を移植するため、拒否反応が起こりにくい

デメリット

・手術侵襲が大きい

・採骨部位の負担がある

・費用がかかる

⑧ 西宮北口アネックスデンタルクリニックの技術体制

神戸・西宮・大阪エリアでも、限られた歯科医院のみが行う高度骨造成治療に対応しています。

当院の強み

  • 経験豊富な指導医・専門医が執刀
  • 完全個室の特別診療室で外科治療
  • 静脈内鎮静(希望制)併用による快適性と安全性
  • CT・マイクロスコープを活用した精密治療

高度骨造成治療の実績紹介

当院では先日、下顎左右に及ぶ自家骨移植(BBA)を併用した大規模骨造成手術を実施しました。

外科に精通した専門医との連携により、長時間の手術も安全に実施できる体制を整えています。

手術にお越しいただいた歯科医師のご紹介

牛窪 建介 先生

・医療法人晴和会 うしくぼ歯科 院長

・日本歯内療法学会 専門医

・日本臨床歯周病学会 認定医

・スタディーグループ「KZ会」主宰

・学会発表・論文多数、書籍掲載実績あり

総院長 池畠光朗がKZ会で大変お世話になっているご縁で、今回ご来院いただきました。

難症例でも精度を落とさず治療できるよう、専門家との連携を積極的に進めています。

「難症例にも挑戦し、最適な治療結果を追求する」

その信念を、院長 岡本大典・総院長 池畠光朗が中心に掲げ、今後も技術研鑽と安全体制の強化を続けてまいります。

⑨ まとめ

自家骨移植(BBA)は

「骨不足でインプラントができない」と言われた方の大きな希望になる治療です。

・長期安定を重視

・確実な骨造成を求める

・専門的な診療環境で治療したい

そんな方に、当院のBBA治療がお役に立てます。

治療に不安がある方も、まずは気軽にご相談ください。

専門的な知識と経験をもつ院長 岡本が責任をもって対応いたします。

この記事は西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科 院長 岡本が監修しています。