
毎日の歯磨き。みなさんはどのようにしていますか?
「テレビを見ながら歯を磨く」
「スマホを見ながら歯を磨く」
「朝の準備をしながら歯を磨く」
このような「ながら磨き」をしている方も多いのではないでしょうか?
忙しい毎日の中では、歯磨きの時間も有効に使いたいですよね。
では、「ながら磨き」は歯にとって良いのでしょうか?
実は、ながら磨き自体が悪いわけではありません。
しかし、やり方によっては注意が必要です。
「歯を磨いたつもり」になってしまうこともあります。
今回は、ながら磨きをするときの注意点についてご紹介します。さらに、歯磨きの効果を高めるポイントについても解説します。
この記事の内容
「ながら磨き」ってどんな磨き方?
「ながら磨き」とは、歯磨きだけに集中するのではなく、何かをしながら歯を磨くことです。
例えば、次のようなものがあります。
・テレビを見ながら
・スマートフォンを見ながら
・動画を見ながら
・音楽を聴きながら
・朝の身支度をしながら
などです。
歯磨きは毎日行うものです。だからこそ、無理なく続けることが大切です。
そのため、ながら磨きを取り入れること自体は問題ありません。
ただし、注意したいポイントがあります。
それは、「何かをしながら歯を磨くことで、歯磨きが雑になっていないか」ということです。
ながら磨きをするときも、歯を一本ずつ丁寧に磨くことを意識しましょう。
歯磨きと「ながら行動」は両立できる?
結論からいうと、ポイントを押さえて行えば、ながら磨きでも大丈夫です。
歯磨きで大切なのは、歯ブラシを口に入れている時間だけではありません。
歯の表面や歯と歯の間。そして、歯と歯ぐきの境目。
これらに付着したプラーク(歯垢)をしっかり落とすことが大切です。
例えば、テレビを見ながら歯を磨いていても問題ありません。口の中全体を丁寧に磨けていれば大丈夫です。
むしろ、テレビや動画などを見ながら行うことで、歯磨きの時間を確保しやすくなるというメリットもあります。
ただし、注意したい場合もあります。
「同じ場所ばかり磨いている」
「歯ブラシを動かすだけになっている」
「短時間で終わらせてしまう」
このような場合は注意が必要です。
ながら磨きをするときも、磨き残しがないように意識することが大切です。
磨き残しを防ぐために気をつけたいこと

ながら磨きをするときは、いくつか注意したいことがあります。
磨く場所を意識する
ながら磨きでは、無意識に歯ブラシを動かしてしまうことがあります。
すると、磨きやすい前歯ばかり磨いてしまことがあります。
その結果、奥歯や歯の裏側が磨けていないこともあります。
「右上の奥歯」
「左上の奥歯」
「下の前歯」
このように、磨く順番を決めてみましょう。
順番を決めておくと、磨き残しを減らしやすくなります。
力を入れすぎない
ながら磨きでは、歯ブラシを強く当ててしまうことがあります。
しかし、強くゴシゴシ磨けば、汚れがよく落ちるとは限りません。
強い力で磨き続けると、歯ぐきに負担がかかることがあります。歯ブラシは軽く持ちましょう。
そして、毛先を歯に当てて、細かく動かすことを意識しましょう。
「磨いた時間」だけで判断しない
「10分磨いたから大丈夫」とは限りません。
長い時間磨いていても、同じ場所ばかり磨いていると、磨き残しができてしまいます。
大切なのは、磨いた時間だけではありません。
歯ブラシが必要な場所にきちんと当たっているかが大切です。
ながら磨きをするときも、時間だけを意識するのではなく、磨いた場所を意識しましょう。
大切なのは時間よりも正しい磨き方
歯磨きは、ただ長く磨けばよいわけではありません。
大切なのは、歯ブラシが汚れのある場所にきちんと届いているかです。
特に汚れが残りやすい場所があります。
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯のかみ合わせ部分
・歯並びが重なっている部分

このような場所は、歯ブラシを大きく動かすだけでは、十分に届かないことがあります。
そのため、歯ブラシを小さく動かしましょう。
そして、1本ずつ丁寧に磨くことが大切です。
また、歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とせないことがあります。
そこで、フロスや歯間ブラシなどの補助的清掃用具を取り入れることもおすすめです。
「歯磨き+フロス」など、毎日の習慣にしてみましょう。
上手に取り入れるためのコツ
ながら磨きをするなら、歯磨きに集中しなくても磨き残しを減らせるように工夫してみましょう。
例えば、テレビを見ながら磨く場合です。
毎回同じ順番で磨く方法がおすすめです。
「右上→左上→左下→右下」
このように、磨く順番を決めておきましょう。
さらに、前歯の表側だけでなく、裏側や奥歯も意識して磨きます。
また、鏡を見ながら磨く時間を作るのもおすすめです。
毎回でなくても大丈夫です。1日1回は鏡を見ながら磨いてみましょう。
歯ブラシがどこに当たっているのか確認できます。
特に、歯並びが複雑な方は注意が必要です。
矯正装置をつけている方も、磨き残しがないか確認しながら磨きましょう。

そして、定期的に歯科医院でチェックしてもらうこともおすすめです。
自分ではきれいに磨けていると思っていても、磨き方のクセがあります。
そのため、同じ場所に汚れが残っていることがあります。
歯科医院では、磨き残しを確認しながら、一人ひとりに合った歯磨き方法をお伝えしています。
毎日の歯磨きをより効果的にするために、ぜひ定期的なチェックを受けてみましょう。
まとめ
「ながら磨き=悪い」というわけではありません。
忙しい毎日の中で、歯磨きの時間を確保する方法として、ながら磨きを取り入れるのも一つです。
ただし、何かに集中するあまり、歯磨きがおろそかになってしまうのは注意しましょう。
大切なのは、次の2つです。
・「どこを磨いているのか」を意識すること。
・歯ブラシが届きにくい場所は、フロスや歯間ブラシなどを活用すること。
この2つを意識してみましょう。
毎日の歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するための大切な習慣です。
「ちゃんと磨けているか分からない」
「自分に合った歯磨き方法を知りたい」
このような方は、ぜひ一度、歯科医院でチェックしてみてください。
毎日の歯磨きを少し見直すだけでも、お口の健康を守ることにつながります。
この記事は、西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科 院長岡本大典が監修しています。


