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熱が出ると歯が痛くなる?

2026/08/28

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発熱し、歯の痛みに悩む女性のイラスト

「風邪をひいて熱が出たら、急に歯が痛くなった」
「体調を崩すと、以前治療した歯がズキズキする」

このような経験はありませんか?

熱と歯の痛みは、一見すると関係がないように思えるかもしれません。
しかし、体調を崩したときに歯の痛みを感じることがあります。

今回は、熱が出たときに歯が痛くなる理由をご紹介します。
また、考えられるお口のトラブルや、歯科を受診する目安についてもわかりやすく解説します。

この記事の内容

  • 熱が出ると歯が痛くなるのはなぜ?
  • 考えられるお口のトラブル
  • 副鼻腔炎が原因で歯が痛むことも
  • 放置せず歯科医院を受診したほうがよいケース
  • 熱があるときの対処法
  • まとめ
  • 熱が出ると歯が痛くなるのはなぜ?

    発熱そのものが、直接歯を痛くしているとは限りません。

    風邪や感染症などで体調を崩すと、体の中では炎症反応が起こります。
    また、発熱によって血流が増えたり免疫機能が活発になったりすることもあります。

    その結果、もともとお口の中にあった炎症や痛みを、強く感じることがあります。

    特に、虫歯や歯周病などがある場合は注意が必要です。

    普段はそれほど気にならなくても、体調を崩したことをきっかけに痛みが強くなることがあります。
    そのため、「熱が出たから歯が痛くなった」と感じることもあるでしょう。

    つまり、発熱が直接歯の痛みを引き起こしているとは限りません。
    もともとあったお口のトラブルが、体調不良をきっかけに表面化している場合があるのです。

    考えられるお口のトラブル

    熱が出たときに歯が痛む場合、次のような原因が考えられます。

    虫歯

    虫歯が進行すると、歯の内部にある神経に炎症が起こります。
    その結果、強い痛みが出ることがあります。

    特に、何もしていなくてもズキズキする場合は注意が必要です。
    また、夜になると痛みが強くなる場合もあります。

    さらに、温かいものを口にすると痛む場合は、虫歯がかなり進行している可能性があります。

    歯周病

    歯周病が進行すると、歯ぐきの腫れや痛みが出ることがあります。

    特に、歯ぐきに膿がたまっている場合は、発熱を伴うこともあります。

    歯ぐきが大きく腫れている場合や、触ると痛い場合は注意が必要です。
    また、歯が浮いたように感じる場合も、早めに歯科を受診しましょう。

    歯の根の先に炎症がある

    過去に神経の治療をした歯では、歯の根の先に炎症が起こることがあります。

    普段は症状がなくても、体調を崩したことをきっかけに痛みが出る場合があります。
    また、歯ぐきが腫れることもあります。

    急に痛みや腫れが出た場合は、早めに歯科へ相談することをおすすめします。

    副鼻腔炎が原因で歯が痛むことも

    鼻水が出て体調が悪い女性のイラスト

    意外かもしれませんが、風邪などをきっかけに起こる「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」が原因で、歯が痛くなることもあります。

    上の奥歯の根の近くには、「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞があります。

    副鼻腔炎によってこの部分に炎症が起こると、上の奥歯に圧迫感や痛みを感じることがあります。

    特に、

    ・鼻づまりや鼻水がある
    ・頭や頬が痛い
    ・上の奥歯が何本か痛い
    ・前かがみになると痛みが強くなる

    といった症状がある場合は、副鼻腔炎が原因となっている可能性も考えられます。

    一方で、歯の炎症が原因で副鼻腔炎を引き起こすこともあります。

    上の奥歯の根は、上顎洞と近い位置にあります。そのため、虫歯が進行して歯の神経に感染が起こると、歯の根の先に炎症が生じ、その炎症が上顎洞にまで広がることがあります。

    このような状態を「歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)」と呼びます。

    「鼻の症状があるから耳鼻科の病気」とは限りません。歯が原因となっているケースもあるため、注意が必要です。

    歯性上顎洞炎の場合は、歯の治療が必要になることがあります。歯の痛みや違和感に加えて、鼻づまりや頬の痛みがある場合は注意しましょう。膿のような鼻水が続くこともあります。

    このような症状が続く場合は、歯科医院で一度診てもらうことをおすすめします。

    このように、副鼻腔炎が原因で歯が痛む場合があります。反対に、歯の炎症が原因で副鼻腔炎になる場合もあります。

    歯の痛みと鼻の症状が同時にある場合は、症状だけで原因を判断しないことが大切です。必要に応じて、歯科と耳鼻科の両方で確認しましょう。

    放置せず歯科医院を受診したほうがよいケース

    歯科医院のスタッフに相談している患者さまのイラスト


    熱が下がれば歯の痛みも自然に治まることがあります。
    しかし、痛みが続いている場合は注意が必要です。

    特に、
    ・歯がズキズキと強く痛む
    ・歯ぐきや顔が腫れている
    ・歯ぐきから膿が出ている
    ・歯を噛み合わせると強く痛む
    ・冷たいものや温かいものがしみる
    ・熱が下がっても歯の痛みが続く

    このような症状がある場合は、虫歯や歯周病などのお口のトラブルが隠れている可能性があります。
    「熱が原因だから、そのうち治る」と自己判断せず、一度歯科医院で確認してもらいましょう。

    熱があるときの対処法

    休息しているイラスト

    発熱中は体力が低下しているため、まずは無理をせず、十分な休息をとりましょう。
    また、こまめな水分補給も大切です。

    歯科医院で治療しているイラスト

    歯に痛みがある場合は、痛い部分を強く触らないようにしましょう。
    また、温めることも避けてください。

    炎症がある場合、温めることで腫れや痛みが強くなることがあります。

    また、痛みが強いからといって、市販の鎮痛薬だけで長期間様子を見るのはおすすめできません。

    鎮痛薬によって、一時的に痛みを抑えることはできます。
    しかし、虫歯や歯周病など、痛みの原因そのものが治るわけではありません。

    症状が落ち着いたら、できるだけ早めに歯科医院で診てもらいましょう。

    まとめ

    熱が出たときに歯が痛くなる場合、発熱そのものが直接歯を痛くしているとは限りません。

    体調不良をきっかけに、もともとあった虫歯や歯周病などの症状が強く現れている可能性があります。

    また、風邪などに伴う副鼻腔炎によって、上の奥歯に痛みを感じることもあります。

    「熱が下がれば、歯の痛みも治るだろう」と思う方もいるかもしれません。
    しかし、痛みが続く場合は注意が必要です。

    お口のトラブルは、早めに発見して対処することが大切です。
    そのため、治療の負担を抑えられる場合もあります。

    熱が出たときに歯の痛みや歯ぐきの腫れが気になった方は、症状が落ち着いた後に一度歯科医院を受診しましょう。
    そして、お口の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。

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    この記事は、西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科 院長岡本大典が監修しています。

    西宮北口アネックスデンタルクリニック・矯正歯科院長岡本大典の写真