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症例紹介

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親知らず抜歯の症例紹介①(左上・左下)

  • 親知らずの状態

    しっかり萌出できておらず、歯肉が一部歯を覆っている状態。まっすぐ埋まっている。

    処置内容

    治療情報

    • 治療名:親知らずの抜歯(左上・左下)
    • 部位:左上・左下の奥の親知らず
    • 費用:健康保険適用

    抜歯に伴うリスク

    親知らずの抜歯では、一般的に以下のようなことが起こる可能性があります。

    • 抜歯後に腫れる・痛む
    • 出血する
    • 一時的に口が開けにくくなる

    下の親知らずが神経に近い場合は、しびれが出ることもありますが、今回のケースでは 事前にCTで確認し、神経からわずかに距離があったため丁寧に処置すれば麻痺が出るリスクは低い と判断しました。

    治療の流れ

    • 初めて来院された日に抜歯を希望され、そのまま処置を行いました。
    • 麻酔をしてから歯を分割して抜歯。歯ぐきは切らなかったため、抜糸は不要。
    • 処置時間は約10分とスムーズに終了しました。

    術中・術後の様子

    • 麻酔が効いているため、治療中の痛みはほとんどありません。
    • 効きが弱い場合は、奥までしっかり効かせる麻酔方法も行います。
    • 実際に「いつ麻酔をしたのかわからなかった」とおっしゃる患者さんもいるほどです。
    • 1週間後に来院されたときには、腫れや痛みもなく、傷口の治りも順調でした。

    まとめ

    今回のように、埋まっている歯を抜歯するときは事前にしっかりCTで確認を行うことで、 安全に・短時間で抜歯 が可能になります。
    また、歯ぐきを切らずに抜けるケースでは、痛みや腫れが少なく、治りも早いのが特徴です。

    親知らずの抜歯に不安をお持ちの方も、安心してご相談ください。

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    よくあるQ&A(親知らずの抜歯)

    Q1. 親知らずの抜歯は痛いですか?
    A. 麻酔をしっかり効かせてから行うので、処置中の痛みはほとんどありません。
    まれに麻酔が効きにくい場合は、奥までしっかり効かせる「伝達麻酔」を追加して痛みを抑えます。


    Q2. 抜歯後はどれくらい腫れますか?
    A. 個人差はありますが、腫れない、もしくは2〜3日ほど腫れることが多いです。
    1週間以上腫れが続く場合もあります。
    今回の症例のように歯ぐきを切らずに抜けた場合は、腫れや痛みが少なく済むことが多いです。


    Q3. 抜歯した当日は気をつけることはありますか?
    A. 出血を抑えるために強いうがいは控えてください。
    また、激しい運動・飲酒・長風呂は避けていただくと治りが早くなります。
    喫煙は控えてください。


    Q4. 抜糸は必要ですか?
    A. 歯ぐきを切らずに抜歯できた場合は抜糸は不要です。
    切開が必要だった場合は、1週間後に糸を取ることがあります。


    Q5. 下の親知らずは神経に近いと聞きましたが大丈夫ですか?
    A. CTで神経との距離を確認してから処置を行うため、安全性を高めています。
    今回の症例でも、神経から距離があることを確認してから抜歯を行いました。
    神経と完全にくっついており麻痺のリスクが高いと判断した場合は、大学病院に付属する口腔外科に紹介することもあります。


    Q6. 費用はどれくらいかかりますか?
    A. 親知らずの抜歯は保険適用となり、難易度によって金額は多少変わりますが、3割負担の方で数千円程度です。

    この記事はアネックスデンタルクリニック・矯正歯科院長の岡本が監修しています。

    アネックスデンタルクリニック院長の岡本の写真